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ニホンイシガメが餌を食べないので病院に行きました

イシガメが鶏肉を完食

5月24日、元気なうちに診察してもらいました。

目次

元気なうちに庭を散歩させました

しーちゃんが動けなくなると残念なので元気なうちに庭いじりしたエリアに放ってみました。6.3㎡ほどのエリアです。

どこに行こうかな~と周りを観察しているようでした。

観察

トロ舟の奥に回り、バランの間に身を隠しました。でも居場所はすぐに分かります。歩くとガサガサと音がします。

バランの間

しばらくすると歩き始めました。

砂の上でリラックスしています。

砂の上でリラックス

ゆっくりと歩いていきます。

頭だけ日光浴

頭だけ日光浴して満足しています。

元気になれば亀庭を自由に動き回れるよ~

餌を食べなくなってすでに2週間以上

カメの写真を見返してみると、しーちゃんがエサを食べなくなってすでに2週間以上経ってました。

ネットでカメ情報を見ていると肺炎などが原因で死んでしまった、という書き込みもありました。

しーちゃんが手遅れになったら大変です。

動物病院を探しました

急いで近くの動物病院に電話しました。

2週間ほどエサを食べていないのであれば。その病院では診られないと言われました。私は話を聞きながら、軽度であれば診ることができても本当の症状の原因までは分からない無いのではないかな~と、その病院の説明が心配になりました。でも、ありがたいことに、カメを見てくれる動物病院を紹介してもらえました。

そちらのホームページを見ると、新規患者は受けていないとのこと・・・。

仕方なく、ネット検索しました。

すると意外と同じ区内にカメを診てくれる病院がありました。

それで、朝に電話し、夕方に病院にカメを連れていきました。プラケースに入れていきましたが、しーちゃんは道中も元気よくバタバタと動いていました。

病院での診察

病院に到着後、すぐに先生に診ていただけました。

まずは体重測定しました。

先生:「標準ですね」

私:「かなり痩せたんですが・・・」

先生:「・・・」

先生:「オスですか、メスですか?」

私:「わかりません・・・」

先生:「尻尾からするとオスでしょうね」

私:「・・・(心の中で、やっぱり。メスじゃなかった)」

その後、先生は甲羅を指の爪でトントントン、何かを確かめていました。

目を診たり、カメの反応を診たり、診察していました。「水中で傾くことは無いですか?」と聞かれたので、ありません、と答えました。あとで教えてくれたのですが、肺炎などで左右の肺内の空気バランスが崩れると左右どちらかに傾くそうです。なるほど~、と納得しました。

この病院の先生、カメに詳しそうで、診察中も安心できました。

先生:「レントゲンを撮って確認しましょう」

私:「お願いします」

レントゲンを撮ると診察料が跳ね上がりますが、仕方ありません。

レントゲンの結果

下からのレントゲンと、横からのレントゲンの2枚を撮りました。

下からのレントゲンでは、前後の足の骨や尻尾の骨がキレイに見えました。

横からのレントゲンでは、肺と内臓の状態が良く分かりました。内臓に黒く映っているところが数か所あったのですが腸内のオナラだと言われました。驚きでした、そんなことがあるんですね。通常は内臓が甲羅の高さの半分から3分の2くらいあるらしいです。ところが、しーちゃんは、内臓が半分以下に下がっていました。

先生:「肺は綺麗で肺炎ではないですね。食べてないから脂肪を消費しているんでしょう」

なるほど~。

先生:「特別、出す薬はありませんね」

今後は経過観察になりました。

レントゲン代は高かったですが、肺炎や腸つまりなどではないことがハッキリしました。ほんとによかった。

受けたアドバイス

飼育環境については問題ないと言われました。

あとは人工飼料だけではなく、色がハッキリした食べ物を与えるようにアドバイスされました。

人参、カボチャ、手羽元の先、骨のついた魚などを紹介されました。

次に、温浴を勧められました。35~40℃のお湯に2時間いれるように言われました。すぐに冷めるのでお湯を加えるようにします。2時間温浴する理由は、内臓まで温まるまでに時間がかかるからだそうです。時間が短いと甲羅までしか温まりません。

毎日、水を替えていることは褒めていただきました。

病院からの帰宅後

温浴する2時間を取ることができませんでした。

ひとまず、ニンジンをあげましたが食べませんでした。

続けて、鶏肉をあげると・・・

鶏肉に向かう

匂いを嗅いでから・・・

直ぐにくわえた

あっという間に食べました~

完食

え~

食べるんだ~、・・・全部で3切れ食べました。指からも鶏肉を食べました。

カメプロスもニンジンも見向きもしないのに~

嬉しいと共にショックでした。

しかし、食べることが分かったので、これから鶏肉や他の食物を与えてみようと思います。

それでも、何か体調不良の原因があるのかもしれないので、屋外飼育はもう少し先に延ばしてみます。

振り返ってみて

ここ数週間を振り返ってみて、分かったことが幾つかあります。

  1. エサを食べなくなった理由は分かりません。病院に連れて行く前に、色の鮮やかな食材を与えてみる必要があります。鶏肉は好物なようです。食べるのが分かっていれば診察料は無駄にかかりませんでした。
  2. 透明っぽい白いフンをするのは先生の説明からの推測ですが内臓の脂肪をエネルギーに変えて生きているので脂肪分の色が排泄物に出てきているに違いありません。
  3. 痩せて軽くなっていると思っても、実際には標準的な体重である場合があります。しーちゃんの場合がそうでした。
  4. カメプロスのような人工飼料だけではいけないこと、やはり肉や野菜などをバランスよく与えないといけないですね。
  5. 治療はレントゲン代が高いです。
  6. 水と内臓脂肪だけで2週間以上生きることができるんですね。食べなくても、もっと生きられるのでしょうか。
白い排泄物

中央の白い物体が、排泄物です。トロッとしているのでやはり脂肪分でしょうか・・・。

今回の治療代

診察料が2200円、レントゲンが1枚3,300円でした。レントゲンは2枚撮ったので6,600円です。

1回の費用は、8,800円でした。

保険が効かないので私の通院費用よりも高くつきました。

それでも、レントゲンを撮って説明を受けたので、不安が全くなくなりました。今後、しーちゃんに何かあっても仕方ないと割り切ることができました。通院して良かったと思いますよ。

あと、しーちゃんはやっぱり男の子でした!もう一匹の、いーちゃんはオスなので、二匹ともオス確定です。

子供が増えないのは安心ですが、オスは小さいのでちょっと残念です。今は、しーちゃんは10cmそこそこです。庭で見ると豆粒のように小さいですね。手に取っても小さいですよ。1匹はメスで、20cmくらいになって欲しかったな~。

いろいろありましたが、しーちゃんは今日も足を伸ばしてバスキングしています!

バスキング
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